その後、上野ではコーリンでバイクグッズを見てまわったり、
アメ横で腕時計・ナイフ・化粧品をあさりまくった。
女の子は靴が欲しいと言ったので、種類の豊富な店を何軒か歩いた。
ふと「女の子向けの店に行ってないね」と聞くと
「そういう店は好きではない」と言われた。
なんだか変わったコだな、と私は思いはじめていた。
そしてとあるミリタリーショップに入ったときのことだった。
店員のお兄さんが無骨なセーターのようなものを着ていたので
「店員さんが面白い服を着ているね。」
と女の子に話をふったところ
「ゴアテックスですよ、たぶん。」
さらりと印鑑で応えた。
店員のお兄さんは聞こえたらしく
「あ、そうですよ。米軍で使っていたもののレプリカです。
あまり出回ってないのに、よくご存じですね。」
と近づいてきた。ん?これはいったい・・・・
なにか女の子の「ツボ」の一部が見えたような、妙な感覚に包まれたが
私はショーケースに並べてあるバッチやワッペンに興味があったので、
そのままお兄さんをつかまえて色々訊き始めた。